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パンダ子パンダ パンダめだかの色違いが作り出されて来ています。私も、様々な色のパンダめだか作出に挑戦中です。

パンダめだかが登場して、3年位になるのでしょうか。

我が家へ初めてやってきたのは、昨年の夏でした。

その頃は、黄色かピンク色のパンダめだかしか手に入りませんでした。しかも、パンダめだか同士の交配でも、ちゃんとしたパンダめだかが生まれる確立は、そんなに高くないとの事で、とにかく、殖やすことに熱中していたような気がします。

そんなこんなで、年が明け、黄色いパンダめだかの子が、相当数、2つの水槽に入っていました。

掬い上げて見てみますと、「パンダ目になっていない・・・。これも、なっていない・・・。」 どれもこれも、上から見ますとパンダめだかの様に見えるのですが、横から見ると、パンダ目ではないのです。

ショックが大きかったですが、パンダめだかの価値を、その時は感じていたのです。

「スモール・アイのようなものなのか? とりあえず、このまま育てるしかない・・・。」

ただ、パンダめだかは、思ったより丈夫な種類の様で、その後、春まで順調に育ってくれました。体長も大きくなり、春の日差しを浴びて、色も濃い黄赤色になってきました。

「そろそろ、外へ出す頃だし、少しくらいはパンダ目になっているのもいるかもしれない。」と思い、選別しながら、水槽を分けて外へ出すことにしました。

するとどうでしょう、掬っためだかの半分近くは、パンダ目に見えるではありませんか。その他にも、微妙・どうかな・もう少し・・・と思える様なものばかり。

結局、3割程度、確実にパンダめだかと思えるものを選別する事ができました。

成長と共に目の周囲が黒くなるのか、光が作用しているのか、気になりつつも、気持ちは次へと進んでいました。

「パンダといえば、やはり、白ですよね。」と思い、早速、白いめだかと交配を始めていました。

交配したF1は、半数が白く、残りの半数は黄色、そして、中間と思えるような個体がチラホラという状態でした。

しかし、黄色い個体の多くがパンダ目になったのに対し、白い個体で完全なパンダ目になった個体は得られませんでした。

「これでは、いけない。」

仕方なく、そのまま、混合状態でF2を待つことにしました。

季節の流れは速く、あっという間に、秋になってしまい、春からのF2の子は、小さい中でも、さらに小さいものから、大きいものまで、成長に差があり、しかも、黄色の血の方が強いのでしょうか、白い個体は少ししかいない状態です。

けれども、白い個体の中に、確実にパンダ目になっているものが、散見できました。

これから、白いパンダを殖やす事に、奮闘できそうです。

次は、透明鱗めだかと交配してみようと思いました。

何故なら、透明鱗めだかは、一代で遺伝しますので、F1で確実に得られると思ったからです。

けれども、パンダめだかを見ていて、気が変わりました。パンダめだかは既に透明鱗になっているのではないかと思ったからです。

と、言うわけで、赤めだかと交配する事にしました。

写真は、黄色系のパンダめだかと赤いヒカリめだかを交配したF1です。

これを見ても、透明鱗めだかの様に見えるではありませんか。であれば、パンダめだかも一代で遺伝しても不思議では無いかもしれません。

しかし、写真のとおり、完全なパンダ目には、なっていませんでした。

その上、上の写真の個体が最も赤い方で、全体的に赤みが弱く、しかも、ヒカリめだかを交配したのですが、ヒカリめだかになりませんでした。

パンダめだかの血の方が強い様に思えるのですが、目に関しては、パンダ目にならない・・・やや、困惑しています。

交配をするのが遅かったため、成長が遅れ、秋になって採卵を試みましたが、F2を作る事はできませんでした。

来年、F2がどうなるのか、赤いパンダめだかになるのか・・・続けて見て行きたいと、思っています。

白と赤で飽き足らず、ついでに、茶系のパンダめだかを作ろうと、試してみました。

パンダ目になってくれれば、パンダと言うより、タヌキめだかになるのでしょうが・・・。

上から見ますと、パンダっぽく見えるのですが、横から見ると、どう見ても普通のめだかというところでしょうか。

ただ、他の交配ではほとんどが透明鱗の様になったのですが、この個体は透明鱗には見えません。

ヒカリめだかとの子も合わせて、20匹程を確認してみましたが、やはり、同様でした。

少しの比較件数のため、一概に言えないとは思いますが、パンダ目と透明鱗には関係がありそうに思います。

今後、このF1同士の交配 および、F1とパンダめだかとの交配をしてみれば面白いかなと思っています。

課題はいくらでもあるものですね。

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