紅頭ブラック×楊貴妃透明鱗ブチメダカ(2012年7月8日 掲載) |
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紅頭ブラック透明鱗スモールアイメダカの雄と楊貴妃透明鱗×オレンジブチスモールアイメダカから選抜した雌を交配しました。
50匹程のF1を作って交配用の個体を選抜し、F2に赤黒系の美麗種を求めての交配でした。
しかし、50匹程のF1は何れも個性のある多様なメダカとなりました。 |
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上から6枚の写真は、全て同じ親の1:1交配から生まれてきたF1で、特長ある個体を選別したものです。
雌親に近い黒班が引き立つダルマ系個体、雄親の血を強く引き継いだと思われる紅頭ブラックの特長ある個体、三色を連想させる紅頭の斑入り個体など、何れもため息ものの美しいメダカに育ちました。 |
F1の構成は、普通種と透明鱗が半々、ダルマ系が10%、ヒカリメダカが10%、スモールアイが10%という構成比で、透明鱗個体の斑紋は千差万別と言えましょう。
普通種は琥珀メダカに似た赤茶色のメダカですが、成長すると赤が引き立つのではないかと思われます。
透明鱗個体はF2で更に分化するのか、楽しみなメダカになりました。 |
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下の写真は、親メダカ(左が雄)です。予想では、F1では赤茶色のメダカになり、F2で親の特長が出てくるものと思っていましたが、今回F1で生じたバラエティの良さに惹かれて、追加採卵を行いました。
追加生産したF1については、順次販売していきます。さらに美色の個体を目指して、F2作りに活かすことができればと思います。 |
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オメデトウメダカ(2012年1月3日 掲載) |
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赤〜紅白系の出目メダカと出目パンダメダカをオメデトウメダカと総称で呼ぶことにしました。今回、紹介するオメデトウメダカは、出目紅頭透明鱗メダカと楊貴妃透明鱗出目パンダメダカです。 |
本種は、楊貴妃透明鱗出目パンダメダカと、出目×紅頭透明鱗メダカとの交配から選抜したものです。
昨春から、F2を育成してきましたが、出目確立は約30%であり、紅頭タイプはさらに確立が低いようです。まだまだ希少な種類であると言えます。 |
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こちらは、楊貴妃透明鱗出目パンダメダカから選抜した美色個体です。
楊貴妃透明鱗の特長を受け継いで、赤い部分の美しさが引き立つ種類です。パンダメダカは透明鱗的な特長を持ちますが、本種は、頬の赤が綺麗に出ており、透明鱗らしいですね。 |
楊貴妃透明鱗出目パンダメダカの方が、出目確立は高い様です。また、出目にならなかった子から採卵しても少数ですが出目が生まれる様です。
この2系統のオメデトウメダカは、昨春から採卵育成しており、色上がりし始めていますので、1月から春までに順次選別して、ランク分けした後に販売する予定です。 |
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